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乳酸菌についてどこまで知ってますか?エステサロンが語るべき「美腸」の真実

巷にあふれる「乳酸菌アイテム」。私たちは本当にその力を知っているのか?

エステサロンの現場で、一生懸命フェイシャルケアやボディメイクを行っても、なかなか結果が出ないお客様はいませんか?
「高い美容液を使っているのにニキビや吹き出物が繰り返す」「食事制限をしているのに全く痩せない」「いつも気分が落ち込んでいて自律神経が乱れている」。
その原因、実はすべて「腸内環境の乱れ」にあるかもしれません。

「肌は内臓の鏡」という言葉があるように、腸の中が汚れていれば、いくら外から高級な化粧品を塗っても本当の美しさは手に入りません。だからこそ、今エステ業界でも「腸活」や「インナーケア」が非常に重要視されています。

腸活と聞いて、真っ先に思い浮かぶのが「乳酸菌」ですよね。
一昔前までは、乳酸菌といえば「ヨーグルトに入っているもの」「お腹の調子を整えるもの」というくらいの認識しかありませんでした。けれどここ最近、様々な研究が進み、乳酸菌の底知れぬパワーに気づいた人々がこぞって「〇〇乳酸菌配合!」という商品を求めるようになりました。サプリメントや飲料だけでなく、今ではスキンケア化粧品にまで乳酸菌が配合されるなど、その幅広いジャンルとブームには目をみはるばかりです。

さて、それでは皆さんに質問です。
「乳酸菌」について、あなたはどれくらい深く理解して、お客様に説明できているでしょうか?
「ヨーグルトを食べていればいいんでしょ?」「生きたまま腸に届かないと意味がないんでしょ?」といった、表面的なイメージや古い知識にとどまってはいないでしょうか。今日は、プロとして知っておくべき乳酸菌の奥深い世界をご案内します。

何種類あるの?知られざる乳酸菌の奥深い世界

そもそも、乳酸菌とは何なのでしょうか。
乳酸菌というのは、特定のひとつの菌の名前ではありません。ブドウ糖などの「糖」をパクパクと食べて分解し、「乳酸」を作り出す微生物の「総称(グループ名)」なのです。
これらは、腸の中で「善玉菌」として働き、腸内を弱酸性に保つことで悪玉菌の増殖を抑え、環境を整えて私たちの健康維持をサポートしてくれます。

実はこの乳酸菌、こうしている今現在も世界中で研究が進んでおり、まだ誰も名を知らぬ未知の乳酸菌が地球上にはいくつも存在しています。
単一の菌だけでなく、現在人間の腸内や自然界で確認されているだけでも、なんとおよそ400種類以上!数百種類もの乳酸菌が存在していると言われています。驚きですよね。今後さらに研究が進めば、今から発見されるものも続々と出てくるでしょう。

動物性と植物性。日本人の腸に合うのは?

ちなみに、私たちの身近で見聞きする代表的な菌といえば、以下のようなものがあります。

  • ビフィズス菌(※厳密にいうと乳酸菌とは異なる善玉菌の一種ですが、同じように働きます)
  • ラブレ菌
  • シロタ菌
  • LGG菌
  • ガセリ菌
  • ロイテリ菌

これらは大きく「動物性乳酸菌」と「植物性乳酸菌」に分けられます。
ヨーグルトやチーズなどに含まれるのが動物性。一方、味噌、醤油、漬物、キムチなどの発酵食品に多く含まれるのが植物性です。
実は、古来からお米や野菜をたくさん食べてきて、欧米人よりも腸が長いと言われる日本人の身体には、過酷な環境でも生き抜く力が強い「植物性乳酸菌」が非常に相性が良いとされています。

動物性と植物性。日本人の腸に合うのは?

お客様に腸活のアドバイスをする際は、「ヨーグルトだけでなく、お味噌汁や納豆などの和食(発酵食品)も意識して食べてくださいね」とお伝えすると、非常に説得力が増しますよ。

「生きて腸に届く」は絶対条件ではない?死んだ菌の驚くべき働き

テレビのCMなどで、「生きたまま腸に届く!」というフレーズをよく耳にしますよね。そのため、「生きていない乳酸菌は意味がない」と思い込んでいる方が非常に多くいらっしゃいます。

確かに、市販のヨーグルトなどに含まれる乳酸菌は、口にする時点では生きています(これをプロバイオティクスと呼びます)。
しかし、人間の体には強力な防衛システムがあります。口から入った菌は、胃から分泌される強烈な「胃酸」や、十二指腸からの「胆汁酸」の攻撃を受け、そのほとんどが腸に届く前に死滅してしまうのです。

では、生きて腸に届かなかったから、効果はゼロなのでしょうか?
「死んでしまったから意味がない」と考えるのは早合点です!実は近年の最先端の研究で、健康効果や美容効果の観点では、「菌が生きているか・死んでいるか」は、さほど重要ではないということが分かってきているのです。

死んだ菌(死菌)が、強力な「免疫スイッチ」を押す!

死んでバラバラになった乳酸菌(これをバイオジェニックス、または死菌と呼びます)は、そのまま小腸に運ばれます。小腸には「パイエル板」と呼ばれる、全身の免疫細胞の約7割が集まる強力な免疫スイッチが存在します。
なんと、この死んだ乳酸菌の欠片がパイエル板に取り込まれることで、「敵が来たぞ!」と免疫細胞が適度に刺激され、身体の免疫機能がグンと高まることが判明しているのです。

さらに、死んだ菌は、今あなたの腸内に住み着いている「自分自身の善玉菌」たちにとって、最高に良質なエサ(ごちそう)になります。死菌をエサにして、自分の善玉菌がモリモリと増殖し、腸内環境を整えてくれるのです。

だからこそ、生きているか死んでいるかにこだわるのではなく、「自分の腸と相性がよい良質な乳酸菌を、とにかく大量に、継続的に摂取すること」が一番大切なのです。

1日1兆個の乳酸菌が必要!?ヨーグルト換算の悲劇

最新の腸内細菌学の「新常識」では、腸内環境を根本から改善するためには、「1日に1兆個の乳酸菌を摂る必要がある」と言われています。私たちの腸内環境は日々代謝し、便として大量の菌が排出されてしまうため、今日大量に摂取したから明日は摂らなくてよい、というものではないのです。

さて、この「1兆個」という数字。一般的な市販のヨーグルト(100g)に入っている乳酸菌は約100億個と言われています。
つまり、ヨーグルトだけで1兆個の乳酸菌を摂ろうとすると、なんと「毎日ヨーグルトを100個(バケツ一杯分)」も食べなければならない計算になります。これでは、乳酸菌を摂る前に、脂質と糖質のカロリーオーバーで完全に太ってしまいますし、お腹を壊して本末転倒ですよね。

だからこそ、食事からの摂取には限界があることを理解し、良質な「乳酸菌サプリメント」や「酵素ドリンク」などを賢く利用することが、現代の美容と健康には絶対に欠かせないのです。

衝撃の事実。アナタの腸内細菌は「3〜5歳」で決まっている!

さらに、お客様にお話しすると必ず驚かれる「衝撃の事実」をお伝えしましょう。
実は、私たちの腸の中に住む腸内細菌(腸内フローラ)のベースとなる種類と黄金比率は、なんと「3〜5歳」の時期にほぼすべてが決まってしまうと言われているのです。

お母さんのお腹の中にいる時、赤ちゃんの腸内は「無菌」です。産道を通って生まれてくる瞬間に、お母さんから最初の菌(ビフィズス菌など)を受け取ります。
その後、離乳食が始まり、外の世界の様々なものに触れ、ハイハイをして床を舐めたり、泥だらけになって遊んだりすることで、次々と新しい菌を体内に取り入れていきます。こうして3〜5歳までに獲得し、腸内に定着した菌の種類によって、一生涯の「腸内フローラのベース」が完成してしまうのです。
つまり、大人になってから「新しい種類の菌」を外から定着させようとしても、すでに先住民族(自分の菌)が陣地を占領しているため、ほとんどが定着せずに便として流れ出てしまいます。

「除菌しすぎ」の現代社会への強烈な警鐘

この事実を知ると、少し怖いことに気づきませんか?
ということは、3〜5歳までの幼少期に、どれだけ多くの種類の菌(多様性)を取り入れられたかが、その子の将来の免疫力やアレルギー体質、太りやすさに直結するということです。

現代社会は、とにかく「清潔・無菌・除菌」が正義とされています。ちょっと手が汚れたらすぐにアルコール消毒、泥遊びは汚いからダメ。
しかし、清潔を意識するあまり「なるべく無菌状態で」と育てることが、実は子どもの将来にとって決して良いことではないのです。
例えば、外での「土遊び」。自然界の土の中には「土壌菌(どじょうきん)」と呼ばれる、人間の腸を強くし、免疫を鍛えてくれる素晴らしい菌が無数に存在しています。赤ちゃんが何でも口に入れて舐めようとする行為も、実は「様々な菌を体内に取り入れて免疫をつける」という、動物として非常に重要な本能からくるものなのです。
もちろん、危険なウイルスや命に関わる細菌は遠ざけなければいけません。しかし、過度に「汚いから」と神経質になり、除菌スプレーを撒き散らして無菌状態を作ろうとするのは、少し考えモノだということですね。

今からでも遅くない!大人になった私たちの「腸の育て方」

「人の腸内フローラは3〜5歳で決まって、一生変わらない。だったら、大人になった今さら、せっせと良い乳酸菌を摂っても意味がないの!?」
絶望してしまいそうになりますが、ご安心ください。決してそうではありません。

確かに、「私が持っている腸内フローラの“種類”」を今から根本的に別のものにすり替えることはできません。
しかし、自分がすでに持っている「善玉菌」に良質なエサ(乳酸菌や食物繊維、オリゴ糖など)を毎日たっぷりと与えてあげることで、今いる善玉菌をさらに強く、健やかに「育てて増やす(育菌)」ことは十分に可能なのです。

ご存知のように、私たちの腸の中には「善玉菌」だけでなく「悪玉菌」も住んでおり、常に勢力争いをしています。ストレスや寝不足、暴飲暴食をすれば、すぐに悪玉菌が優位になり、腸内は腐敗して毒素を放ちます。
その毒素が血液に乗って全身を巡ることで、肌荒れ、ニキビ、むくみ、冷えといったエステの大敵が引き起こされるのです。
さらに、幸せを感じるホルモンである「セロトニン」の約9割は、腸で作られています。腸内環境が悪玉菌優位になれば、セロトニンが作られず、イライラしたり気分が落ち込んだりする原因にもなります。

サロンでの「インナーケア」のご提案を忘れずに

だからこそ、私たち大人は、できるだけ「善玉菌」が優位に活動できるよう、外から良質な乳酸菌(死菌含む)を大量に摂り入れて、腸の環境を毎日整え続けてあげる(援軍を送る)意識を持つ必要があります。
「今日食べたものが、明日のあなたの肌と心を作ります」
ぜひ、サロンにお越しになる大切なお客様に、この乳酸菌の深いウンチクをお話ししてあげてください。

外側からのエステティック技術に加え、内側からの本物の「腸活(インナーケア)」をご提案することで、お客様の美しさは見違えるように加速し、あなたへの信頼も確固たるものになるはずです。


▼ サロンでのインナーケア導入や、プロが厳選する乳酸菌アイテム等についてご質問がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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